会長ご挨拶

当協会は立川市、国分寺市、国立市、昭島市、武蔵村山市、東大和市と6市にまたがる広域的な食品衛生協会として、その地域で食品関係のあらゆる事業をされている業態の方々が、食品衛生法の趣旨に沿って行政に協力すると共に自主衛生管理を実施することを目的に活動しております。
昭和24年9月に設立以来、会員の皆様を始め関係官公庁や諸団体の方々のご指導とご鞭撻によると心から感謝しております。
今後とも皆様方の御指導ご鞭撻をお願いし、ご挨拶とさせていただきます。

日頃より、会員の皆様には食品衛生の為に多大なる御尽力を頂き、心より感謝申し上げます。
さて、急激な経済成長鈍化の中、私たちを取り巻く環境は益々厳しさを増しております。また、食品の安心安全についての消費者の関心も必然的に高まり、健康志向の高まりと相まって、食品の安心安全確保に尚一層の努力が必要とされています。 残念ながら、昨年は当協会担当地域においての食中毒事故が多発し、多くの消費者の方々に不安と不信感を助長する結果になってしまいました。その様な事故を起こさない環境づくり、教育などまだまだ私たちが取り組まなくてはいけない事案が山積しています。

一方、当協会の会員数も相変わらず減少の一途をたどり、地域の飲食店の多出店とは反比例しております。決して食品の安心安全に対しての関心が低くなった訳ではありませんが、事業継承の問題、事業主の高齢化、チェーン化された出展店の未加入、そして当協会の役割の不明確化、PR不足などが原因かと思われます。その為に、具体的な活動を行っていきたいと思います。

具体的にノロウイルス予防対策の取り組みの一つとして、平成28年度から食品衛生自治指導員活動で推進される東京都食品衛生協会提案の“手洗いマイスター”活動を広めると共に、“用便後の流す前の蓋閉め”運動(蓋閉め前に流してしまうと、ノロウイルスなど細菌性ウイルスが90分間近く浮遊し、同時に感染水が26cm前後まで飛散してしまう)を広め、細菌感染予防対策を紹介していきたいと思います。その様な活動を通して“自主衛生管理の大切さ”“食品そして食品衛生に対する知識と実践”“作業環境への配慮・対応”など様々な事を更に考え、実践していただければと考えます。 本年度も“安心安全は私たちの誇り”を年間テーマにさせていただき、協会の目的に沿った活動を粛々と実行していきたいと思います。

私たち協会の役割は、
1、食品衛生法の趣旨に沿って行政に協力
2、自主衛生管理の実施
であり、自信を持って“安心安全は私達の誇り”と言い切れる自主衛生管理を徹底し、それらの姿勢を通して“食の安心安全”に関わっていかなければならないと考えます。そして、多くの問題を解決するために様々な見直しを図って参りたいと思います。

重点事業も昨年事業に⑤を追加し
①協会目的事業の実行
② “魅力ある協会”の再構築
③会員組織の再構築
④会員増強
⑤具体的な実践

この5つの重点事業を具現化すべく多くの会員並びに官公庁のご指導ご鞭撻のもとに、今年度を一層充実させた年度に出来ればと念願いたします。
今後とも、引き続きのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。